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パターソン 監督:ジム・ジャームッシュ

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(10点)
センスよく理想を突きつめたらこういう世界になる。画になる町でバスの運転手をし、明るいうちに帰宅すると妻がいる。妻は主人公が書く詩に理解があり、菓子を焼いたりインテリアを独自のデザインでいじったり、美人。夕飯のあと、愛犬を散歩がてら毎晩同じバーでビールを一杯のむ。バーのオーナーとは親しく、たいていは静かにすぎるが、たまにちょっとした事件が起こったりもする。そして趣味というよりもう少し熱度の高い詩作が主人公の日常になっている。仕事が始まる前、バスの運転席で書いたり、通勤途中の滝が眺められる静かな公園で書いたり。町を歩けば、詩を書いている少女と出会ったりもする。最後には独特の話し方をする日本人と公園で出会い、愛犬にずたずたにされたノートの代わりに、新しいノートをもらう。ちょっとした心がけと心の持ちようで、このパターソンの世界を日常にみつけることはできると思う。そのためにはまず、主人公のパターソンのように波風を立てないこと、ルーティンを守ること、だろうか。

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