ボヘミアン・ラプソディ 監督:ブライアン・シンガー

☆☆☆☆☆☆☆☆★★(8点)
クイーンは耳慣れた曲が多く、特徴的ですぐにクイーンとわかる。今でも映画やCMでよく使われるので、当たり前のように(いわば空気のように)聴いているが、発表当初は画期的だったのだろうし、フレディ・マーキュリーという天才がクイーンの世界を創りあげたと認識していた。それ以上の背景は知らなかったので、クイーンの物語には初めて触れたことになる。知らなかった背景が次々と出てきて、頭で整理しながらストーリーを追いかけた。フレディがインド系で本名がファルーク・バルサラということ、歯が出ていたこと、奇抜でフェミニンな衣装で歌っていたこと、バイセクシュアルだったこと、クイーンの作曲の多くはフレディだけでなくメンバー全員が深く関わっていたことなどだ。「ウィ・ウィル・ロック・ユー」の、あの有名な足を踏み鳴らして手を叩くリズムは観客と一体感を持つためという理由だそうで、言われてみればそれ以外にないだろうとも思うが、これまで単なる曲の一部と思っていたから、あらためてすごいパフォーマンスだと気づかされた。フレディといえば口ひげにタンクトップ姿の映像が強烈だが、個性が爆発していて、今ではかなりかっこいいように見えてしまうから不思議だ。フレディはあの姿にいつ変わるのだろうと楽しみにしながら映画をみていた。2018年に公開後、またクイーンは売れたみたいで、日本でもゴールドディスク大賞の洋楽部門をとっている。それもなるほどと思うほど、映画のあとはクイーンの曲が頭から離れない。


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