マイ・ファニー・レディ 監督:ピーター・ボグダノヴィッチ

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☆☆☆☆☆☆☆★★★(7点)
ウェス・アンダーソンとノア・バームバックがプロデュースした映画で、この二人が関わっているというだけで観る価値を約束されたようなものだ。とはいえ、ボクダノヴィッチほどの巨匠だと口出しはしにくいように思うが、どうだったのだろう。ボグダノヴィッチはだいぶ前に「ペーパー・ムーン」だけはみたことがあり、なかなかいい映画だと思った記憶がある。その頃は古い映画をよくみた。「マイ・ファニー・レディ」はややこてこてのコメディーなところがあるが、オーウェン・ウィルソンの脱力系の演技に救われた面はあると思う。がんばってる感から遠くかけ離れた彼の演技が映画のトーンに与える影響は大きかったにちがいない。一風変わったキャラの男女が入れ乱れていくさまは脚本が見事というか安定しているというか、すごい驚きみたいなものはないが、こなれた感じが大人の映画という印象を醸し出している。個人的には主人公アーノルド(オーウェン・ウィルソン)がただのあしながおじさん的女たらしという面だけじゃなく、ちょっとしたことでもいいのでちがう方向の展開もあったらという気がした。要するに、もっとオーウェン・ウィルソンの活躍をみたかったということだけど。

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