珈琲時光 監督:ホウ・シャオシェン

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☆☆☆☆☆☆☆☆★★(8点)
小津安二郎の「東京物語」へのオマージュとして作られた映画で、台湾のホウ・シャオシェンがどう作ったのかと思って観てみると、驚くほどうまく日本のエッセンスを拾いあげていた。小津安二郎のエッセンスもまた、もともとこの人は掴んでいたのかもしれない。影響は大きかったのだろうと思う。みんな自然な演技ですばらしかったが、小林稔侍が最高の仕事をしたと思う。蕎麦屋の親子三人の後ろ姿は、ただ蕎麦をすすっているだけなのに味わい深かった。

 

 


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