ケイズオーブンのパンとフロレスタのドーナツとギュスターヴ・モロー展

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10月8日(火)。有休でお休みの日。早良区西新のパン屋「ケイズオーブン」。藤崎駅から西新商店街へぶら歩きしてると見つけたパン屋。福岡県産小麦「ミナミノカオリ」を使ってるそう。

 

ケイズオーブンのすぐ近くにあるドーナツ屋「フロレスタ藤崎店」へ。体にやさしいドーナツを売ってるお店。

 

手前がフロレスタのドーナツで、あんことネイチャー。奥がケイズオーブンで、ピザ味のホットドッグ。ドーナツはほんとにやさしい味で、やさしいおいしさが口にひろがる。いちばん好きなドーナツ屋。

 

ピザ味のホットドッグ。おいしそうだけど、できたてが食べてみたい。

 

西新商店街にある「あっぱれ食堂」で昼ごはん。ちゃんぽんを注文。

 

ちゃんぽんは一皿で一食にできるのがいい。野菜も肉も麺もスープも味わえる。

 

福岡市中央区の大濠公園へ移動。午後は晴れるという予報だったけど、そうでもない。

 

大濠公園内にある福岡市美術館にやってきた。「ギュスターヴ・モロー展」。モローの熱心なファンではないけど、19世紀の絵画には興味がある。モローは美術学校の教授時代、マティスやルオーを教えていたらしい。そういう系譜にある人なのかと思うと、見る目が変わる。

 

美術館の屋外広場に、草間彌生のかぼちゃのオブジェ。もともとは天神の銀行前にあったらしいけど、今では福岡市美術館のシンボル的存在になってる。

 

モローは慈愛あふれる母親と気のやさしい恋人を愛したが、描いた女性たちはサロメやセイレーンなどファム・ファタール(男を破滅させる魔性の女)ばかりだった。絵画の主題として人目をひくのにふさわしい素材だからということだとしても、これだけ執拗にファム・ファタールばかり描き続けるのは(習作の数もすごい)、そういう女性たちに強く惹きつけられていたからだろう。現実に愛した女性たちと真反対の女性たちを描くことで、破滅させられた男を追体験したいという気持ちもあったかもしれない。

 

モロー展を見終わって一休み。平日の美術館はひっそりしている。

 

モロー展のチケットでコレクション展も見られる。薬王密寺東光院(福岡市博多区吉塚)から寄贈された仏像で、重要文化財だそう。真ん中の大きな仏像は、薬師如来立像。

 

金剛力士像もいた。このエリアは撮影可能で、欧米人の夫婦と日本人のおじいさんと僕は競うように写真を撮りまくった。

 

まだ晴れないけど、いい眺め。リニューアルされてカフェもあり、2階からの眺望もよくなった。

 

天神の街を背景に、オブジェが映える。

 

帰りは池沿いをゆっくり歩きながら大濠公園駅へむかう。

 

夜ごはん。今日の収穫のパンとドーナツとサラダとクリームシチュー。最近我が家で流行ってる夜ごはんの形。

 

クリームシチューの癒し効果はコーヒーにも匹敵する。
美術館に行くといかにも休みの日という感じがして気が晴れる。今日は間違いなくいい一日だった。