ドラマ映画 珈琲時光 監督:ホウ・シャオシェン ☆☆☆☆☆☆☆☆★★(8点) 小津安二郎の「東京物語」へのオマージュとして作られた映画で、台湾のホウ・シャオシェンがどう作ったのかと思って観てみると、驚くほどうまく日本のエッセンスを拾いあげていた。小津安二郎のエッセンスもまた、もともとこの... 2019.01.11 ドラマ映画
アニメ映画 レッドタートル ある島の物語 監督:マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット ☆☆☆☆☆☆☆☆☆★(9点) 洗練されたゲームを眺めているような距離感と美しさだった。このスタイルが生命とか愛とか人生とか大きなものを感じさせた。話自体はむしろ地味かもしれないが、海や津波、蟹や亀や海鳥や人など、繊細な表現がひとつひとつ丁寧... 2019.01.09 アニメ映画
ドラマ映画 デトロイト 監督:キャスリン・ビグロー ☆☆☆☆☆☆☆☆★★(8点) 1967年のデトロイト暴動の雰囲気がよく出ている。おそらくこんなだったのだろう。白人警官役のウィル・ポールターがよかった。だれよりも冷静で、かと思えば単なる悪ガキのようでもあって短絡的、その行きあたりばったりの... 2019.01.07 ドラマ映画
ドラマ映画 ブリッジ・オブ・スパイ 監督:スティーヴン・スピルバーグ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆★(9点) 冷戦、スパイ、弁護士、捕虜交換、交渉、とわくわくする要素が揃っている。セリフがすばらしく、軽快なトーンから重厚なトーンまでキレがいい。マーク・ライランスの品のよさが滲み出ており、強い精神力をもち、芸術肌でもある... 2019.01.06 ドラマ映画
ファンタジー映画 リザとキツネと恋する死者たち 監督:ウッイ・メーサーロシュ・カーロイ ☆☆☆☆☆☆☆★★★(7点) 「アメリ」っぽくもある。友達が少ない(あるいは、いない)女性が死者と生活(アメリは妄想)していること、映像がポップなこと、登場人物のアクが強いこと、わりとえぐいシーンもあけすけなこと、恋愛映画でもあること等。ほ... 2019.01.06 ファンタジー映画
ホラー映画 イット・フォローズ 監督:デヴィッド・ロバート・ミッチェル ☆☆☆☆☆☆☆☆★★(8点) 映画「リング」にも似ている。あれは貞子の呪いだが、これは最後までそのような発生源的なものは明かされない。セックスをしたら呪いがうつり、うつした相手が死んでしまうと呪いは自分のもとに戻ってくる。この呪いを解くには... 2019.01.06 ホラー映画
コメディー映画 サバイバルファミリー 監督:矢口史靖 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆★(9点) 現代では長い停電は自然災害と同等の危険性があるということがよくわかる。自然災害などのあとの停電なら復旧まで時間がかかるのは想像がつくが、なんの前触れもない停電ではどうせすぐ直ると思ってしまう。それがいつまでも直... 2019.01.04 コメディー映画
テレビドラマ ゴーイングマイホーム 監督:是枝裕和 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(10点) 登場人物たちの掛け合いが秀逸。家族が集まった実家の様子や、親子の会話、葬式、あらゆる場面が非常にリアルに描かれており、普通のドラマだったらすぐ劇的なことを起こしがちなのだが、そのあたりは見事に抑制されている。... 2019.01.03 テレビドラマ
ドラマ映画 砂漠でサーモン・フィッシング 監督:ラッセ・ハルストレム ☆☆☆☆☆☆☆★★★(7点) スケール大きめのイギリスの恋愛映画で直球勝負したという感じ。ストーリーそのものよりも、登場人物のファッションや食事など、イギリスを感じさせるようなところに目をひかれた。ジョーンズ夫妻の家もよかった(庭の池で鯉を... 2019.01.03 ドラマ映画
ファンタジー映画 ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 監督:デヴィッド・イェーツ ☆☆☆☆☆☆☆☆★★(8点) ハリポタシリーズ後半のダークな世界が、ファンタビでは2作目で全開になっている。ハリポタシリーズにはずっとホグワーツという定点があって、ハリーたち生徒の成長物語でもあったが、後半になるにつれ、外の世界(大人の世界... 2019.01.02 ファンタジー映画